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社長コラム

カイイヌの品格 5 

2024年8月 1日掲載

さて、我々がいかにこの日本で受け入れられているかがわかる数字がある。
令和5年時点で、日本の15歳未満の「子供」の数は1435万人であるが
飼われている犬、猫の数は1591万頭となっている。
いまや、日本人の子供よりも我々ペットの数の方が多い。
このままで推移すれば、数十年後には
世界で初めての「ペット主導による国家」を造る事ができるはずなのだ。

その昔、この壮大な計画を実現しかけていた事があった。
時を遡る事337年前、将軍「徳川綱吉」をして発せしめた
「生類憐みの令」がそれだ。
我々の祖先の、決死のロビー活動の結実である。
その一部をご披露しよう。
1682年 犬を虐殺した者を極刑にする
1685年 犬、猫をつなぐ必要はないという法令発布
1695年 公設の「御犬小屋」が四谷・大久保に作られる(広さ約45000坪)
    同じく中野に広さ約16万坪の犬小屋を建設

驚いていただきたい。我々は当時、東京の一等地に広大な専用の別荘を持っていたのである。
そして、運営費用は自治体が負担していたのだ。我々イヌ族の華々しい瞬間であった。
しかし、その栄華は徳川綱吉の死と共にあっという間に瓦解してしまうのであった。
こうして、トップダウンによる「イヌ天国」計画が失敗する事がわかった我々は
今回「カイネコ」にも声をかけて、人間が自主的にペットに臣従するようなシステムを
考えて実行に移しているのである。

実際に動き出した企画もある。
これは絶対に口外しないで頂きたいが、最近千葉の稲毛の浜に「ドッグラン」が出来たのだ。
今は「期間限定オープン」という名目になっているのだが、これも現代の「御犬小屋」と
言えるものである。 こうして少しずつ我々の居場所は増え続けていると言って良いだろう。

さあ、次回こそカーチョンの悩みを解決してやろうではないか(笑)。
続く
8月13日(火)?15日(木)まで、夏季休業とさせていただきます。8月16日(金)から通常営業となります。なお、ガス臭い、ガスが出ない等の安全にかかわる緊急対応は休業中も行っております。ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。

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