社長コラム
角刈り乙女の恋 1
2023年8月 1日掲載
さて、今回のコラムは我が家の愛犬「ピカ」についてです。ミニチュアピンシャーという犬種ゆえ、精悍なフォルムのピカさん。短い体毛、黒い色、そして声の野太さから、初めてあった飼い主さんには、間違いなくオスと思われております。家族内の愛称も、息子Rの提案から、「ピーやん」。おおよそ女子につけるようなあだ名ではありませんね。
昨今では、毛足の長いワンちゃんが多くトイプードル様、ポメラニアン様、パピヨン様、ヨークシャテリア様など、トリミングで個性を主張できるワンちゃん達と出会います。そんな中、短髪女子であるピカには、歌手である加藤登紀子さんのようなイメージを思い浮かべて、「角刈り女子」と呼んでいるのであります。
さて、そんなピカですが、この一年でだいぶ行動範囲が広くなりました。5月で2歳になり、怖がっていた車にも慣れてきたため、散歩も家から約2キロの「貝塚公園」までいけるようになったのです。
そこで彼女にとって運命の出会いがありました。初めての公園。貝塚という名前の通り、そこは大昔に埋められた土器などがたくさん発掘されるために、開発の許可が下りずに広大な土地に草が茂っているというワンちゃんにとってのパラダイスだったのです。
そこには、たくさんの犬と、飼い主さんが散歩に来ていました。その中で一匹のワンちゃんがピカに寄ってきてくれたのです。
薄い茶色の巻き毛の体毛に、愛くるしい顔。トイプードルのようなシェイプですが、どことなく、穏やかな優しさを漂わせる男の子。今はやりの草食系男子とでもいいましょうか。初めての子たちにはすべてフレンドリーに接してくれるそのワンちゃんは「ミルク」くんといい、トイプードルとキャバリアという犬種のミックスなのだそうです。
どちらかといえば臆病な質のピカは、この通称「ミー君」のおかげで貝塚公園が少しずつ好きになっていきました。
「ピーやん、ミー君に会いに行こうか」と話しかけるとノリノリで外に飛び出していくようになったのです。そのほかに何匹もお友達が増えて、少しずつではありますが認識されていくようになりました。
今回はここまでで終わると致しましょう。
また次回に続きます。