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社長コラム

バニラの因縁1

2023年2月 1日掲載

ココだけの話になりますが、河野家の朝食には欠かせないメニューがございます。
※スープ(コンソメor味噌汁)
※フルーツを入れたヨーグルト
※牛乳
この3つは朝食のレギュラーとして、どんな時にも作るのが鉄則となっています。
ヨーグルトのフルーツは バナナが定番で、季節によりイチゴ、キウイ、なし、リンゴ
などが代役を務めます。 以前はサクランボやミカンなども入れたのですが、あまり
評判がよろしくないために消えていきました。
プレーンなヨーグルトに季節のフルーツの華やかさが加わり、使い古したテーブルクロス
の上がパッと明るくなるのです。

そんな河野家の朝に変化が訪れたのは去年の夏ごろ。
いつも通り朝食を用意していると、あまり見かけたことのないプラスチック容器が冷蔵庫
の中にいるではありませんか。
しかも、その位置はプレーンヨーグルトが置かれている場所。
容量やパックの形など、そっくりではありますが、何しろパッケージのデザインが違いますから、すぐにわかります。

「バニラヨーグルト ...だって?!」
フルーツを何にするか考えることはありましたが、ヨーグルトはプレーン以外には
考えられなかった私にとって、この変更はとてつもなく大きな事件だったのです。
しかも、相手はあの憎きバニラだとは...。
スプーンを持った自分の掌に爪が食い込むほどに強く握られていたことを
私は我に返ってから気が付きました。

バニラとの因縁。
それは私が小学生、いやもっと昔にまでさかのぼります。
そのころ私は丸々と肥り、穿けるズボンがないというほどの体格でした。
もちろん、食べることが大好きで夕飯にカレーなど出ようものなら、
普通のカレー皿で3杯は必ずお代わりをするというほどの食べっぷり。
そんな私ですから、食への好奇心もまた旺盛だったのです。
「イチゴ味アイスはピンク! ミカン味はオレンジ!」
スポンジに水を含ませるが如くに早く覚える私に、立ちはだかった者がいたのです。
続く

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