社長コラム
真夏の夜の夢6 ?お膳立て?
2021年12月 1日掲載
さて、前回ゾンビ映画の王道のような夢を見て以来、本当に二日間眠れなかった私。
夜はテレビゲームで時間をつぶしたり、底抜けに明るいコメディ映画を何本も連続で見たりして何とか過ごしてきましたが、三日目のお昼にはこちらがゾンビのような
顔になってまいります。 仕事も集中できず、事務仕事をしていても眠気がまとわりついてくるのです。
なんとか正気を保つにはどうしよう...と、ぼやける視界の中、捉えたのはボールペンでした。 隣の同僚、石川さんは書き物をするときにボールペンを指でバトンのように器用に回すのが癖だったのです。
「ボールペン、ボールペン...」私はほかに何も考えず、彼の回す回転するボールペンに意識を集中してその時間を何とか凌ぎましたが、この後にはもっと大きな問題が待ち構えている、という事を忘れられませんでした。
それは「夜勤」。ガス会社は、24時間で緊急対応が取る事が義務付けられています。
緊急電話があれば電話か現場対応をして、なければ宿泊だけというシステムです。
当時は男性社員が当番制で営業所に泊まることになっていて、通常は二人体制なのですが、その日の当番はたまたま私一人だけだったのです。
連続悪夢小説の、正に「舞台上」で現実に一晩の夜勤をこなさなければならないとは!
そして、二日間の徹夜も限界に達しており、今夜は絶対に寝てしまうであろう事も!
深夜には、あの少女がゾンビに変わっていく様をスローモーションで思い出せる、「一階の事務所のドア」のカギを掛ける仕事が待っています。
私が寝ている宿直室は、「ろうそくゆらめく会議室」の隣。私が寝る枕から壁一枚向こうの世界で今晩はいったいどんな事が起きるのか...。
お膳立てはそろい、いよいよ次回決着!
という事で、今年も終了となります。皆様には来年も良い年であります事を祈念
しております。 来年もどうかよろしくお願いいたします。
初春の一月号で真夏の悪夢が終了するとは...申し訳ありません(汗)