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テニスの全仏オープン！

2015年6月 3日

先日のテニス全仏オープン。
遅くまで見ておりました。　全仏オープンをきっちり見たのは、実に25年くらいぶりでしょうか。

その頃私は高校生1年生、テニス部でなんとか試合に出たいと必死でした。
一番記憶に残っていたのは、アメリカのマイケル・チャン選手がチェコのイワン・レンドル選手に
勝った試合でした。中国系のチャン選手は、１８才。私達とほとんど同じ体格でした。
一方のレンドル選手は当時のランキング第一位。
長身から繰り出す速いサーブと、強力なストロークで全仏オープンでも優勝の呼び声が高い
正に脂の乗り切った時期でした。

誰もがレンドルの勝利を予想していた一戦は、予想通りレンドルが続けて２セットを連取して、
予想通りの展開でした。
しかし、チャンはここから２セットを取り返し、最終的にプロでは絶対に行わないであろう
アンダーサーブまで繰り出し、レンドルが集中を切らせたところをうまくついて
大逆転勝利を収めたのです。
精神力の強さ、驚異的な粘り、豊富な運動量。正に我々のお手本のようなプレーに
興奮しながら３時までテレビを見ていたのを覚えています。

さて、ひるがえって昨日の錦織選手の試合。
同じように２セットを簡単にとられ、しかし驚異的な精神力で２セットを取り返した
最終セット。
残念ながら最終セットは取られてしまい、敗退してしまいましたが
本当に良い試合を見せてもらいました。

テレビに映る、錦織選手のコーチ、マイケルチャンを見ながら
あの時のチャンと錦織、そして見ている私を重ねて見ていた昨日の深夜２時半でした。

　次はウィンブルドン！頑張れ錦織！！


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